香川県坂出市のスポーツデンティスト
香西歯科医院です。
現在、ウクライナとポーランドで
サッカーのユーロ2021が行われており
連日熱戦が繰り広げられています。
そんな中
前回優勝のポルトガル代表
クリスティアーノ・ロナウド選手の
記者会見の時に起こした行動が
物議を醸しています。
ロナウド選手の目の前に置かれた
大会スポンサーであるコカ・コーラをどかして
水を取り出し
「agua!(水だ!)」
と言いました。
発言の真相は
本人にしか分からないですが
スポンサーを批判するつもりは
毛頭無かったと思います。
憶測ですが
『炭酸飲料より水だ』と
彼は言いたかったのかもしれませんね。
ロナウド選手自身は
異常すぎる程健康や身体の事に
こだわっていますし
歯の健康にも非常に気を使っています。
自身のお子さんにも
炭酸飲料を与えないと聞いています。
では炭酸飲料が歯に及ぼす影響を考えてみましょう。
炭酸飲料に含まれる炭酸の酸は
歯を溶かす作用がありますし
ペットボトル1本分500mlに含まれる砂糖の量は
角砂糖約10個分に相当するとされています。
歯が柔らかい乳歯や
生えて間もない永久歯を持つ
若年者が飲むと
これらが作用し
あっという間に虫歯になるリスクが高くなります。
最近みた炭酸飲料水のCMでは
『初めての炭酸飲料!』と謳って
乳歯が生えている子供たちに飲ませて
反応を映したものでした。
個人的には
もう少し大人になってからでも
良いのではと思ってしまいます。
たまに飲む分には仕方がないとは思いますが
飲んだ後はせめて
水で口を濯ぐようにして欲しいなぁと
思ってしまいます。
炭酸飲料によって
お口の中は酸性状態になっています。
酸性の状態が長く続くと
歯も溶けやすく
虫歯にもなりやすくなります。
うがいにより
少しでも酸性状態を
リセットしてあげる事が大切です。
お子さんは
炭酸飲料独特のあの美味しさに
魅了されてしまいます。
こう言っている私も
好きで偶に飲む事もあります。
これは仕方が無い事なので
保護者の方々が正しい知識を持ち
将来の子供の歯の健康を
虫歯から守らなくてはなりません。
そして飲んだ後は
必ず歯も一緒に磨きましょう!