香川県坂出市の香西歯科医院です。
前回に引き続き松山小学校での講演の話をしていきます。
今回は『学力と歯並びの関係について』
噛み合わせがしっかりとした子供の学力は
そうでない子供に比べて高い傾向にあるとの研究結果があります。
理由は様々あり、根拠の乏しいものもありますが
一つ大きく言えることは、前回の話にあった骨格の歪み
特に頸椎の歪みが起ることにより、首がずれ、
首にある大きな血管の血流量が悪くなります。
歪みなく固いものでもしっかりと噛む事により
脳への血流が改善され、脳の発達が促され
知力アップに繋がると考えられています。
また噛む事で脳神経を刺激し、脳の活性化につながる為
認知症の予防にも効果があります。
また視力の低下も咬合力の低下と関係しているというデータもあります。
目のピント調節する筋肉が十分に鍛えられていない事が
視力低下に繋がる訳ですが、
この筋肉が顎にある咬筋や側頭筋という大きな筋肉の影響を受けているため
咬合力の低下と視力低下が密接に関係しているとの報告です。
最近では柔らかい食べ物が好まれ、よく噛まない事で
筋肉がうまく発達していかなくなっています。
食事や間食などにも是非ともよく噛んで食べる物を取り入れていきましょう。
その④につづく