香川県坂出市のスポーツデンティスト
香西歯科医院です。
東京慈恵医大附属病院栄養部が監修した
『その調理、9割の栄養捨ててます!』
という本が売れています。
テレビなどでも取り上げられていますが
調理法を間違えると
せっかくの栄養素を
9割も無駄にしてしまっているそうです。
すこし乱暴な言い方になりますが
タイトルの通り
食べ物の噛み方にも
同じような事が言えます。
ある研究によると
噛む回数が減ると
食物の栄養素のおよそ4割が
吸収されず体外に出てしまう
という研究結果です。
また回数だけでなく
上下の歯が当たる接触面積が少ないと
食物をうまく磨り潰す事が出来ず
胃や腸での消化吸収に影響を及ぼします。
咬み合わせが悪くうまく噛めない
虫歯や歯周病がひどく
痛くて硬いものを噛めないなど
様々な要因で
噛む回数が減ったり
柔らかい物ばかり好むようになります。
こうしたことが肥満傾向の加速に繋がります。
食後の血糖値の上昇にも関係してきます。
アスリートは食事も大切なトレーニングの一つです。
毎日の積み重ねが
競技に耐えうる強靭な肉体を作り
最後まで走り切れるスタミナを養い
疲れた体を回復させる
基礎となるでしょう。
噛む回数が少なかったり
噛み方が悪く
十分な栄養素を摂取出来ないとなると
少しの差かもしれませんが
将来を大きく分ける事になるかもしれません。
アスリートに限らず
成長期の子供たちには特に
しっかりとよく噛んで食べる事を
推奨したいですね。
少なくとも30回は噛んで
飲み込むようにしましょう!
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