香川県坂出市のスポーツデンティスト
香西歯科医院です。
8月4日に日本サッカー協会主催の
スポーツ救命ライセンス講習会を受講しました。
偶然にもこの日は8年前に
松田直樹選手が急性心筋梗塞のため
亡くなられた日でした。
サッカーに限らず
スポーツの現場において
不幸にも突然死が起こる事があります。
異変が起こった時に
素早く、冷静に対応するため
救命処置の訓練は非常に有効です。
特に心臓の異常が起こり
心停止した場合には
心臓マッサージ(胸骨圧迫)と
AEDが必要になります。
松田選手の様に
心臓の血管が詰まって起こる
心筋梗塞の場合は
AEDがあっても救命が難しいですが
心臓がけいれんし
うまく血液循環出来ない(心室細動)時に
電気刺激で正常に戻すのがAEDです。
ヴァンフォーレ甲府には
『AEDボランティア』という
救急処置対応のボランティアがいるそうです。
実際に甲府市の中銀スタジアムで行われた試合時に
再入場口で倒れている女性を
AEDボランティアの方々がAEDを使用し
助けた事がありました。
選手だけでなく
監督やコーチ、審判
さらには観客の方々まで
身の回りで遭遇する可能性があるかもしれません。
松田選手が伝えてくれたもの
それは
あなた自身にも起こりうる事
あなたの周りにも起こりうる事
そして起こった時
あなたの手で助ける事が出来る事
異変が起きた時
決して一人で助けようとせず
大きな声で誰かの助けを求めてください。
自分でAEDが使えなくても
心臓マッサージが出来なくても
きっと周りの人が助けてくれます。
周りの人たちの助けのもと
119番通報やAEDの用意
心臓マッサージや人工呼吸
あらゆる手段を施しましょう。
松田選手の教訓が生かされ
少しでもこのような出来事が
無くなってくれることを望みます。