香川県坂出市のスポーツデンティスト
香西歯科医院です。
5月18日に高松工芸高校で
毎年行われている
香川県サッカー協会のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは
『サッカーにおける外傷&障害 疲労骨折』
高松の広瀬病院院長で
医学委員会、委員長であられる
広瀬先生のご講演でした。
前半の講義では
サッカーで良く起こる足の疲労骨折や
腰の疲労骨折、小指の骨の骨折について
お話しいただきました。
後半では
MRIを用いて
足の骨折や靭帯の異常がないか
チェックしたり
柔軟性を高めるストレッチ講座
足首のテーピング講座などが
行われました。
疲労骨折は
過度なトレーニングのし過ぎだけでなく
不適切なトレーニングや
人工芝などの固いピッチでのトレーニング
スパイクやシューズが合ってない事で
起こります。
また選手個人としては
柔軟性や筋力が不足していたり
左右のアンバランスなどで起こりえます。
予防するためには
柔軟性をアップするストレッチなど
ウォーミングアップが非常に重要です。
意外と知られて無いですが
腰の疲労骨折も
多く報告されています。
あるデータによると
プロサッカー選手の約30%が
腰椎分離症(疲労骨折した後、骨がくっつかない状態)
であったとの報告があります。
若年者、特に小学校から中学校の時に
悪化しやすいので注意が必要です。
酷くなると前述したように
骨がくっつかなくなり
後々プレーに支障をきたすでしょう。
こういった事が起こる前に
しっかりとしたウォーミングアップを行うことで
予防が出来ます。
また少しでも異常を感じたら
直ぐに病院で診てもらいましょう。
早期発見、早期予防がとても重要ですので
サッカーに携わる指導者、保護者の方々は
定期検診を検討してみては
いかがでしょうか。