香川県坂出市のスポーツデンティスト、香西歯科医院です。
3月31日の坂出市の府中湖で行われた
パラリンピックカヌースプリント
海外派遣選手の最終選考会にお邪魔しました。
パラリンピックカヌー期待の星
リオオリンピック出場経験もある
瀬立モニカ選手も出場していました。
まだ21歳と若いので
来年の東京パラリンピックでの
雄姿を期待したいものです。
今回は3月2日に行われた強化合宿の時に
選手たちの歯型を取っておきましたので、
作成したマウスガードの調整を行いました。
一般的なマウスガードは
上あごにつける事が多いですが
今回は下あごに装着しています。
コンタクトによる怪我の心配もないですし
食いしばりによる
歯の保護を目的としている為
下あごに装着しました。
上半身の筋力を大きく使う
パラカヌーにおいて
しっかりと食いしばる事で
パワーが発揮されます。
と同時に、歯には大きな負荷がかかります。
今回作成したラバー素材のマウスガードは
衝撃を吸収し、歯の保護に繋がるだけでなく
左右均等な位置で下あごを固定できる為
体幹の軸がぶれにくくなり
スピードアップに繋がる可能性もあります。
選手のほとんどは
装着未経験者でしたので、
やはり違和感を感じる方もいましたが、
装着感は概ね悪くない印象のようでした。
特に上あごにつけるのと比べると
下あごの方がしゃべりにくさも少ないようです。
私たちが作成したマウスガードが
少しでも選手たちの競技のお役に立てれば
スポーツデンティストとして
この上ない喜びです。
今後の活躍を期待しております。