KOZAI DENTAL CLINIC
Doctor’s BLOG

香川県坂出市のスポーツデンティスト、香西歯科医院です。

現在、選抜高校野球が行われており、

連日、甲子園で熱戦が繰り広げられています。

そんな中、広陵（広島）のエース河野投手が

高校生にして150キロの速球を記録しました。

まだ身体が仕上がってない高校生が

これほどの速球が投げれるとは驚きです。

彼の口元をよく見てみると

上の歯に白いマウスピースを

装着しているのが分かります。

大会直前、強く食いしばって

投球を繰り返した結果、

奥歯が欠けてしまっていたそうです。

最初はティッシュを奥歯に入れて

投球していたそうですが、

それを見かねた監督が

河野投手にマウスピースを買って

プレゼントしたそうです。

監督の選手を気遣う気持ちは

非常に心温まる話なのですが、

大きな落とし穴があります。

『買ってきたマウスガード』ということは

オーダーメイドでその人の歯型に合った物では

無いという事です。

最近ではアマゾンなど通販で

買うことも出来、値段も手頃です。

しかし、合ってない装置を使い続ける事で、

歯の保護にはなるかもしれませんが、

顎を痛める原因になる恐れがあります。

特に、成長途中の若年者においては

顎の骨も成長過程にある為、

使用し続ける事で、骨が変形したりして

今後の顎の骨への悪影響も考えられます。

歯科医院で作成するマウスピースは

値段も高額で

来院の手間もあるとは思いますが、

将来の事を考えると

是非とも医院で作成したほうが良いと思います。

皆さんの周りのスポーツをしているお子さんで

歯の悩みがあれば、

一度近くの歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか？

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