香川県坂出市のスポーツデンティスト

香西歯科医院です。

 

今回はスポーツによって起こる

食いしばりについて

考えてみようと思います。

 

 

よくイメージとして持っているのは

強い力を発揮しようとする時

人はしっかりと歯を食いしばって

力を入れると考えます。

 

ですが実際は

そんなに食いしばってないのが

現状です。

 

例えば元中日の山本昌投手は

投げる時に

必ず舌を出して投げています。

 

舌がクッション材になり

下あごをしっかりとした位置に

固定する役割になります。

 

一番多いのは

上唇と下唇を巻き込んで

口を閉じてへの字にして

投げる選手が多いです。

いずれも下あごの固定の為に

そうしています。

 

歯でこれを行おうとしても

本能的な反射が起こります。

 

これ以上、力がかかると歯が壊れると

脳が判断し

下あごをすくめ、固定し

歯が接触するのを防止します。

 

瞬間的に力を発揮させる時には

意外と歯と歯は

当たっていないのです。

 

下あごは頭から伸びた筋肉に

繋がっているだけで

骨によって固定されていないので

ぶら下がった状態です。

 

この宙ぶらりんの状態では

あごの固定が難しいので

舌を使ったり、唇を使ったり

前歯の先端だけを使ったりして

下あごを固定します。

 

ボールをリリースする瞬間に

最大限の力が発揮出来

なおかつコントロールする為に

この固定が非常に重要です。

 

回旋運動をするピッチャーの動きは

一連のスムーズな筋肉の動きによって

起こった力が指先に集中し

鋭い球速とコントロールされた球が

放たれます。

 

食いしばってしまうと

余計な筋肉の硬直が起こってしまい

スムーズに動けなくなってしまいます。

 

一流のピッチャーは

指先の繊細なタッチを重視します。

 

無意識もしくは意識的に

食いしばらない様にすることで

スムーズな動きと指の感覚を

研ぎ澄ましているのでしょう。

 

野球に限らず

全てのスポーツにおいて

同じ様な事が言えるでしょう。

 

観戦する時に

選手の口元に注目して観てみるのも

いつもと違って楽しく観れる事でしょう。

投稿日:12月 24日| カテゴリー:ブログ